ILコース 豪州研修<6>最終週~帰国

2018.04.30

オーストラリア短期留学第6週目~帰国

10月30日(月)~31日(火) 

豪州短期留学も最後の週となりました。この2日間はこのプログラムのまとめとして、思い出と将来の夢について考えました。

思い返せばこの5週間で、大自然でのキャンプ、登山、ホストファミリーとの対面、TLCでの授業、ブリズベン旅行、プライマリースクールへの訪問に至るまで、たいへん貴重な経験をしました。それぞれに思い出ができていますが、これをプレゼンテーションや作文を通し可視化する作業を行いました。

クラス全員が共有した思い出のひとつに、留学期間中にお世話になった方々へのつながりが挙げられます。授業を教えてくださった先生方、特別講演をしてくださった田崎さん、そしてこの留学の機会を提供していただいたTLCのサイ・ウォン校長への感謝の気持ちをつづり、冊子にまとめました。

10月24日(火) ~25日(水) 

約20人のTLCの生徒を迎えて一緒に柏おどりの練習をしました。予想していたよりも多くのTLCの生徒が参加してくれ、やる気も満々で5Iの生徒が圧倒される程に声も出してくれました。

当日、集会の合間に時間をいただき、柏おどりを披露しました。まずは、5Iの生徒である新関峻が攻めのスピーチをして、会場を沸かせた後、5Iの生徒とTLCの生徒が一体となり柏おどりの練習の成果を披露しました。踊りのあと、会場は温かい拍手に包まれ、両生徒とも楽しかったと満足気でした。

その後、プライマリーにでも同様に柏おどりを披露し、プライマリーの生徒にも先生方にも喜んでいただきました。

11月1日(水) 

本日は、TLCの先生を迎えてクッキング・レッスンを行いました。アンザック・ビスケットという、オーストラリアの歴史において非常に重要なアンザック(ANZAC)にちなんだお菓子を作りました。

ANZACとは、第一次大戦において編成された、オーストラリアとニュージーランドの連合軍のことです。現在、4月25日をアンザックの日(ANZAC Day)として、オーストラリアやニュージーランドなどの国々の祝日に制定されています。留学前の福島研修で学んだANZACの内容が、このような形で生かされたことに驚きと興奮を覚えながら、クラスメイトと力を合わせてクッキーづくりに励みました。

出来上がったらみんなで試食です。自分たちの手で作ったクッキーは、普段以上においしく感じられたことでしょう。

11月2日(木) 

今日は、ゴールドコーストにあるグリフィス大学(Griffith University)へのキャンパスツアーの日です。オーストラリア国内はもちろん、世界においても知名度と評価を高めているこの大学への訪問は、生徒たちのキャリアプランに大きな影響を与えるものになりました。

キャンパスの規模もそうですが、学びに対する多様な価値観に触れることができ、生徒たちも興奮を抑えきれない様子でした。このキャンパスツアーを通して、留学に対する意識の変化が生まれたことでしょう。

11月3日(金) 

今日でTLCへの登校最終日となります。授業ではこれまでのまとめを行い、その後、プログラム修了書授与式が執り行われました。授与式では、TLC校長のサイ・ウォン氏と留学プログラムを統括したTyler Internationalのデイビッド・ロフト氏よりお褒めの言葉をいただきました。麗澤生からも、これまでの留学体験を通して達成したことや自分自身で感じた成長など、スピーチをしてもらいました。

睦まじい雰囲気のなか閉会を迎えた授与式のあとは懇親会です。これまでお世話になったホストファミリーとの交流の時間は、窓外から射し込む夕日ともうすぐで終わりを告げる留学プログラムとが重なり、ゆっくりと過ぎていきました。

 

11月5日(日) 

いよいよお別れの時です。この日、普段は休日で静かなTLCに多くの人たちが集まりました。ホストファミリーと最後の土曜日を過ごした生徒たちのなかには、到着するやいなや泣き出す生徒もいました。これまで5週間、お世話になったホストファミリーへの感謝の気持ちを述べ、バスに乗り込み空港へと向かいました。

その日の夜、成田空港に降り立った生徒たち。疲れたようすを見せつつも、久しぶりに会う親や先生たちの顔を見て、安堵の表情を浮かべていました。少しだけ日焼けした生徒の顔から笑顔が浮かび、無事に留学プログラムを終えて帰国した喜びを親と分かち合っていました。

これから、5年I組の生徒たちは、留学プログラムで培った英語力そして人間的な成長を胸に、来学期のニューズ・プレゼンテーション、ひいては受験勉強へと進んでいきます。