12月21日から29日まで、4年生(高校1年生)13名が参加し、タイ・スタディツアーを実施しました。このツアーでは、最初の2日間を首都バンコク、3日目からタイ北部にあるメイコック財団を訪れ、タイの社会情勢や文化などを学びます。メイコック財団は、麗澤大学名誉教授の竹原茂氏が設立に携わった施設で、さまざまな理由で親と暮らせなくなった20名ほどの小中学生たちが自立をめざして共同生活をしています。
まず、初日のバンコクでは、タイの労働問題や社会保障の問題に取り組んでいる麗澤大学OBの方からタイ王国の格差問題や医療環境などについてお話しを伺いました。その後、バンコクでスラム支援をしているNGO団体を訪問し、実際にスラム街を見学しました。
2日目の夜に飛行機とバスでタイ北部に移動。3日目からは、メイコック財団で現地の子供たちや村の人たちとの交流を行い、クリスマスパーティでは、ソーラン節や空手道の形を披露し、タイの子供たちと親睦を深めました。そのほか、タイとラオスとミャンマーの3国が国境を接するゴールデントライアングルを見学や象乗り体験、チェンライのナイトマーケットや市場などで買い物をするなど、有意義なスタディーツアーとなりました。
<参加生徒の感想(一部抜粋)>
「スラム街に行って大きなショックを受けた。同時に、自分が今までいかに恵まれた環境にいたかを心から実感した」
「日本と比べてタイは不自由な生活かもしれないけど、生活の中に精神的なゆとりがあって、毎日笑顔で過ごせているほうが、本当の意味で幸せではないかと思った。私もそんな風に生きたいと思う」
「メイコック財団では、親と一緒に暮らせない子供たちがいて、最初は元気がなくてかわいそうな子たちばかりだと思っていたが、実際はとても元気で明るくてかわいい子ばかりで私のほうが癒された」
「この研修に参加していなかったら、気づけないことがたくさんあった。この研修に参加させてくれた親に感謝したいと思う」