【5年ILコース】ニューズ・プレゼンテーションを行いました

2020.02.25

今回で26回目を数えるILC毎年恒例の行事、今年も盛大に行われました

2月15日(土)、本校マルチメディア教室にて、5年ILコース(5年I組)の生徒たちによる、『第26回ニューズ・プレゼンテーション』を行いました。

『ニューズ・プレゼンテーション』とは、生徒たちが15~17分間のニュース番組を作成し発表するプロジェクトのことです。番組の中には、海外ニュース、国内ニュース、スポーツ、麗澤ニュース、コマーシャル等が盛り込まれます。

生徒たちは、4人で構成されるグループに分かれます。与えられた準備期間は約2ヶ月半。今年は全部で5グループが出場しました。

まずは番組のテーマを決め、英字新聞やオンライン上の海外ニュース・サイトなどを活用して情報を収集し、英文で原稿を書き上げます。この原稿はILCの教員に何度もチェックされます。原稿の作成と並行して、映像機器を使った動画の撮影・編集、パワーポイントを用いたスライドショー作り、コスチュームや大道具の作成まで、全て自分たちで行いました。

映像や装飾だけでなく、ニュース自体の質を上げる工夫もしました。「ニュース・コメンタリー」がそのひとつです。これは、各グループが紹介するニュース記事のなかで、少なくともその1つに解説を加えるものです。解説のために関連する出来事や背景知識に及ぶまでリサーチします。今年の例を挙げると、

アフガニスタンで医師や灌漑事業に尽力された中村哲氏の功績
ノーベル化学賞を受賞した吉野彰氏の業績
新国立競技場の特徴

など、さまざまなテーマが扱われました。解説を加えることにより、伝えるニュースの内容に深みをもたせることができます。さらに、キャスターとなった生徒たちの記事に関する理解度も深くなります。

また、昨年に引き続き「麗澤ニュース」のコーナーを設けました。クループごとにテーマを一つ決め、その内容に沿って取材して内容を深めていきました。今年は、「麗澤高校のコース制度」、「ILコースについて」、「運動系の部活動の魅力」、「麗澤の先生のインタビュー」でした。どのグループも創意工夫を重ね、自分自身がジャーナリストとなり先生・生徒たちにインタビューを行いました。

例年と比較して、練習に費やす時間はとても短かったのですが、それでも例年と比肩するクオリティのプレゼンテーションを完成させました。発表を終えた生徒たちの顔からは喜びが溢れていました。大勢の聴衆を前に緊張感を乗り切った経験や、楽しみだけでなく辛苦も共に味わった仲間と分かち合う達成感は、今後の高校生活にも大きな影響を与えてくれるでしょう。

最後に、応援して下さった保護者・先生の皆様やご来場いただいた沢山の方々に心から感謝いたします。本当にありがとうございました。

麗澤中学・高等学校 ILC(ILコース)
担当:野部 尊仁(5年I組担任)、遠藤 圭悟(ILC主任)、ヘイキ・ブライアン、カーンズ・マイケル