【中学2年生】京都大学名誉教授 河田惠昭先生 特別講義

2021.07.19

中学2年生、自分プロジェクトで特別講義を開催

 中学2年生では7月15日(木)5〜6限に、自分プロジェクト(総合的な学習)の特別講義が行われました。講師の先生として、東日本大震災の発生直前に「津波災害」について警鐘を鳴らされていた、災害研究の第一人者である河田惠昭先生(京都大学名誉教授・関西大学社会安全研究センター長・特別任命教授、人と防災未来センター所長)にお越しいただきました。そして、「わが国を災害に強くする~2011年東日本大震災から2021年熱海の土砂災害を経験して~」というテーマでご講演頂きました。

 中学2年生は、2020年度より自分プロジェクトの中で「命について考える」をテーマに、防災についての学びを深めるため、数々の防災・避難生活体験での学びを得てきました。2021年度では、昨年の体験学習で得た学びを更に発展させ、「自分自身も含めた身の回りの命を、災害からどのようにして守るべきか」について、具体的な避難方法や対策を考えています。東日本大震災から10年目を迎える大きな節目に、河田先生の講演を通して、津波災害の被害拡大の真実に触れ、また7月3日に生じた熱海土砂災害についても教えて頂き、改めて日本が抱える問題を自分事として受け止め、また河田先生が何度も強調されていた「知識は命を助ける」ということについても理解することができました。

 今回の講演で学んだことを9月の文化祭で、「誰も取り残さない防災の実現」をテーマに発表する予定です。防災への知識を深めると共に自助と共助を兼ね備えた人材への成長を目指していきます。

 最後に、河田先生におかれましては、お忙しいところ遠方より来校頂き、100分という長時間のご講演を頂けましたことに、心より感謝申し上げます。