麗澤中学・高等学校では「リーティングスキルテスト(通称RST)」を4月に実施しました。このRSTは「問題文を正しく読み、設問要求を正しく理解するために必要な読解力」の向上を目指して、昨年度から本校で導入したテストです。4月15日には昨年度に続いて中2と高5が、28日には中1と高4がRSTを受検しました。また、28日には、RSTの分析を担当して下さっている代々木ゼミナールから講師の先生をお招きして、「学年別の講演」も実施しました。
講師の先生は、中2・高5(オンライン実施)には「分析結果から見えてきた生徒の課題」について、中1・高4(対面実施)には「RSTの狙い」や「読解力を向上させるために普段から意識すべきこと」について、詳しいデータや具体例を提示しながら、分かりやすく説明して下さいました。そして、どの学年の講演においても「問題文を正しく読み、設問要求を正しく理解するため」には、「『なんとなく』(読み飛ばし・思い込み・勝手な解釈)ではなく、『きちんと』文章を読む意識」を持つことが大切だと教えて下さいました。
講師の先生のお話を聴いた生徒達の感想には、「改めて文章の読み方を意識することができた」「文章を正確に速く読むことの大切さを学べた」「文章を勝手な解釈で読む『なんとなく読み』をなくしたい」など、読むことに対する意識の向上を感じさせるコメントが沢山ありました。RSTの結果(個人帳票)は、受検予定者全員の受検と代々木ゼミナールによる結果分析が終わり次第、一人一人に配付される予定です。今回のRST受検と講演が、一人一人の読解力向上につながることを期待しています。