【女子寮】6年生を送る会

2022.12.18

6年生ありがとう!

 

麗澤高校の寮【麗寮】では、毎年この時期に6年生は「卒寮」となり、本格的な受験期に突入します。12月5日(月)に女子寮では「6年生を送る会」が開催されました。3年間過ごした寮生活での学びは、計り知れません。今後の人生に必ず活きてくることでしょう。6年生の卒寮時に書いてくれた作文の内容から、抜粋した「寮生活の宝物」についてのメッセージを掲載します。ご覧ください。

寮生活で得た【宝物】

・私が得たものは宝物そのものではなく「宝物を見つける目」だったのです。今まで知り得なかった環境に身を置くことで知見が深まり、価値観が更新され、身の回りにある宝物に気が付きました。「宝物」とは現実に直面している時には見えず、少し時間を置いて環境を変えた時にふと発見できるものなのでしょう。

・まず、3年間寮生活を見守り、サポートしてくださったすべての方に感謝したいと思います。私はこの3年間で宝物を見つけられたことよりも、これから生きていく上での教訓を自分の中に見つけることができたことにうれしく思っています。・・・新たな価値観に触れることができたと思っています。強く感じたことは①人に期待信頼しすぎない②周りの幸せ=自分の幸せ。①について、“親しき中にも礼儀あり”少しの妥協や過度な依存によって相手を嫌な気持ちにさせてしまうことに気付きました。どんなに仲がよくても、どんなに心優しい子に対しても、お互いに気遣うことのできる関係性を築いていくことが大切だと思いました。

・3年前の自分を思い出してみると、本当に成長したなと思う。入寮して1週間で感じたのは“1人では何もできない”ということ。いつも気付いていなかっただけで、家族のサポートがあったから、生活できていたということを身に染みて感じた。辛かったこともたくさんあったが、それを含め、今の成長した自分がいる。麗澤高校女子寮に入らせてくれてありがとうと、両親には感謝の気持ちでいっぱいだ。

・一緒に過ごした仲間は、私の第2の家族のような宝物になりました。入寮時は、家から寮に行くときに“寮に行く”と言っていたのに、いつの間にか“寮に帰る”っていうようになっていて気付いたときは驚いた。

・私の思う寮での宝物の1つは寮生(仲間)です。・・・2つ目は“縁”という宝物です。寮という存在は私の人生を大きく変えてくれました。もし、寮ではなく、別の選択をしていたらと思うと、今のような自分にはなれなかったと思います。自分の選択の先で、多くの縁に恵まれて、多くの人に出会い、学ぶことができて幸せです。寮に入れてくれた両親にも感謝の気持ちでいっぱいです。

・書ききれないほどたくさんのことを学んだ3年間でした。人のことも自分自身のこともよく知りましたし、辛い思いも幸せな気持ちも、多くのことを感じた充実した3年間でした。・・・あっという間に終わってしまう貴重な3年間を後悔の無いかけがえのないものにできるのは自分だけです。

・寮に入って、寮生として3年間過ごすことができたことが自分の人生のプラスになったと思います。・・・・嫌な事から逃げないで正面からぶつかってほしいです。それが出来るのは高校生として寮生活を送っている今だけだと思います。

・優しくお世話をして下さった上級生や、両親のような先生方との生活を通して、今は以前よりも良い方に性格が変化したと思っています。寮生は十人十色です。自分にはない考えを聞くことで「こんな考えもあるんだなあ」と思いました。その考え方を取り入れてみると「なぜ私は相手が悪いとしか思っていなかったのだろう」と自分を見つめなおすことができるようになりました。たくさんの事を学び実践する良い場所だったと思います。自分を変えることのできたこの場所に感謝でいっぱいです。

・ここで過ごした毎日が宝物だったのだと思います。家族でもない他人といきなり共同生活をするというのは、冷静に考えると無理があるくらいの事だと思います。それでもあえてそれを選択して三年間過ごしていく寮生って本当にすごいなって思います。そして実際その生活の中には寮生にしか経験できない本当に多くの学びがありました。私は一貫生なので中学の時から先生方に色々な事を教えて頂いていました。寮生活では、中学生時代に言葉では理解していても本当の意味では理解していなかったことを、実際に体験し、そういうことだったのかと分かることがありました。・・・寮生活は私が1番ほしかったものをくれました。それは、自信です。寮生活を通して私は自信をつけることができました。ここで見つけた宝物は死ぬまでずっと大切に持っていようと思います。失くしたら交番に届きますかね?交番に届かなかったら、麗澤に取りに来ようと思います。本当にありがとうございました。