こんにちは!今回はタイスタディーツアー第3弾「メーコックの子供たち編」です!タイスタでは2日目の夜から8日目の夜までをメーコックで過ごすので、子供たちと関わる機会も多くありました。その一部を紹介します!
メーコックの子供たちは様々な理由で親と一緒に暮らせなくなってしまった子たちで、約30名ほどが自立を目指して生活しています。
年齢は小学生くらいの子から私と同い年の子までいましたが、年齢制限はありません。英語が少し通じる子もいますが、ほとんど通じないので私たちがタイ語で話すかジェスチャーや表情でコミュニケーションをはかります。最初は少し戸惑いましたがすぐに慣れ、完ぺきではありませんが、だいぶ意思疎通ができるようになりました。
まず日常的なもので食事の準備、片づけはメーコックの子供たちと協力して自分たちで行いました。これらは普段はメーコックの女の子たちの仕事だそうです。そして、パーティーや子供たちと遊ぶというのが予定に組み込まれている日があり、これらの機会でもたくさん関わることができました。パーティーではメーコック、麗澤と同じようにメーコックに研修に来ている聖学院と麗澤がそれぞれ出し物をします。毎年様々な発表をしているのですが、今年は「けん玉パフォーマンス(技の紹介?)」と「アンジェラアキの「手紙」の合唱」を披露しました。
ここからは子供たちとの触れ合う中で私の印象に残っているエピソードを3つに絞って紹介します!
1つめは、けん玉についてです。パーティーでの発表のためにわたしたちがけん玉の練習をしていると近づいてきて貸してと、手を出してきます。そして少しやり方を教えるとあっという間に自分のものにして技を成功させていました!そして、できたぞ!と可愛いドヤ顔をし、私たちが褒めるととても喜んでどんどん技を繰り返していました(笑)。とっても可愛かったです!!また、パーティーでけん玉パフォーマンスのときに他団体の方に何人か前へ出てきてもらって技に挑戦してもらったのですが、メーコックの子たちは見事に成功させていてとても盛り上がりましたし、正直驚きました。なかには自己流の技や持ち方で遊んでいる子もいて工夫を感じました。
2つめは外遊びについてです。一緒に外で遊ぶ機会があり、ボール遊びなどをしていたり、ベビーパウダーや水をかけあったりとそれぞれ遊んでいました。水風船をつくって人が集まっているところで地面にぶつけて割る子がいたり、ベビーパウダーを手に持ってゆっくり笑顔で歩いてきて顔に猫の髭のようなものやハートマークを描いてくる子がいたり…、とそれぞれが楽しそうに遊んでいました。私たちも途中からベビーパウダーのかけ合いに参戦し、所属団体関係なくみんなで汚れて笑って、楽しむことができたと思います!
3つめは腕相撲についてです。メーコックの特に男の子達は腕相撲が好きなのか、パーティーの始まる前や特にすることがない時間に机の上に肘を置いてやろう!という顔をしてきます(笑)。よっしゃやってやる!と思ってやるのですが、こっちが勝てそうというギリギリのところで寸止めして、こっちが疲れてきたくらいのときに一気に力をかけて勝つという戦法を持っていて…、強かったです…(笑)。
ここまで3つのエピソードを紹介しました!このようにみんな元気いっぱいで個性溢れていて可愛くて、私の方が元気を貰えました!しかし、ふと、この子達は親に頼らず自立してここまで生きてきたんだと思うと、人として見習いたいと思うこともいくつもありました。日本にいてはなかなか関われない子たちとたくさん関わることができて、とてもいい経験ができたと今改めて思います。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!(5年H.M)